あなたはどうしたい? 自分を主体に①

こんにちは!認識コンサルタントの、目黒真由子です。

つい先日、43歳にして初の!結婚式を挙げさせていただきました。

 

この年齢で結婚式をしようとなると、いろいろな考えがよぎるものです。

と言っても、私だけの心の声ですが。

入籍して1年半。

結婚式を挙げるまでには、個人としても、日本人としても、

大きな課題を乗り越えるきっかけになったと思います。

それを、皆さんにも共有しますね。

 

他人中心に行動する人生

日本人には多いと思います。

周囲に合わせたり、協調性を持って、集団や組織と関わること。

自分の意見を持っているようでいて、

実は、場の流れを読んで差し支えない意見を述べたり。

もしくは、正しいことを探して意見を言ったり。

わかりやすくいえば、日本人の枠にはめた

いわゆるフツーの一般的な人。

 

教育の中でも、常に正しい答えを求められてきました。

もちろん最近の教育スタイルは変化しつつありますが、

日本人という枠でみると、まだまだ大きくは

変わっていないと思います。

 

私も、その典型的な日本人の一人。

さらに、自分の家族との関係で、それが強固になっていましたが、

そんなことには気づきもせず、

周囲に合わせる人生を何十年も繰り返してきたのです。

 

八方美人は得意分野

周囲に合わせる生き方を選んだのは、

家族の影響が大きいです。

 

母は、言いたいことは言っても子供の話は聞かない。

感情の起伏も激しく、

自分のペースで家事や育児を進めたい人。

兄を出産した時から、育児ノイローゼ気味で、

自律神経も崩していました。

父も、仕事以外のことは一切何もしない人で、

コミュニケーションも下手。

繊細で感情的で、家庭内暴力も多発していました。

二人に共通するのは、内弁慶。

父は、感情を抑えられないこともあったようですが、

それでも相当外では我慢していたようです。

 

そんな両親の元で、何か伝えたくても聞いてもらえない。

言葉を発しても遮られ、認めてもらった試しがない。

それを繰り返していくと、話すことを諦めます。

訴えたいことを、全部飲み込んでいきます。

初めは意識的でも、それを繰り返すうちに、

訴えたいことを我慢している意識も次第に薄れ

無意識に瞬時にできるようになります。

けれど、我慢し続けるとどこかで発散しないと

バランスが取れない。

時々、理由ははっきりしないけれど

どうにもできない感情を爆発させて癇癪を起こしていた記憶があります。

 

我慢が当たり前の上に、外ではいい子ちゃんを目指していました。

家庭環境が良くないことは、小学生ながらに自覚していたので、

ばれないように、いい子を演じたのです。

 

家では、我慢して言いたいことやしたいことを言えない。

学校でも、我慢して言いたいことは言わずに、周囲に合わせる。

 

八方美人と言われたことはないですが、

「人によって態度変わるよね」とは何度が言われたことがあります。

その時は、ヒヤッとするわけです。

いい人に見られたいので、そういう癖があると

自分にとっては強烈なバツがつくわけです。

 

誰かに、こうしたい!だからこうしよう!なんて発言した記憶はないです。

常に周りが基準。

だから、いつも周りを観察して

自分がどう出たらベストなのか

様子を伺う。

相手の言葉も行動も、自分の受け取りたいように解釈していく。

それはなぜ?どうして?なんて質問するイメージもない。

両親がそれをしなかったし、コミュニケーションが

あれしなさいこれしなさい、あれしたの?これしたの?の

往復なので、子供としては「した!」「まだ」「うるさい」ってな感じの

やりとりだけが起こるわけです。

言葉の取り方がみんな違うなんて

思わない。

極端にいうと、いい子を守れるにはどうしたらいいかを

ゴールにしているので、

とても偏った自分の価値基準を蓄積していきます。

 

いろんな人に合わせる八方美人も

自己流で自己満足型の八方美人。

 

それを、誰かに相談したりするわけでもなく、

常に自分の思う道を突っ走ってきた30数年だったわけです。

 

だけど、心の中では「なぜ人は争うの?」「愛って何?」「生きるって?」

なんていう、本質的な問いが小学生の頃からぐるぐると回っていたのです。