生き方の多様性から時代を知る

こんにちは!認識コンサルタントの目黒真由子です。


20年ぶりに沖縄に来ました。
今回は、日本最南端の西表島
天然記念物のイリオモテヤマネコ
有名ですね。


ここでは、現地出身者でない方に沢山出会いました。
そこで感じたこと、そして
この時代だからこそ、次に人が求め
新しい時代にどうなっていくのかを考える
きっかけを与えてくれました。


個人主義の自由は限界地点⁈


個人主義と言われる今。
個人主義の前は、とくに農業を土台に
生活をしていたため、共同体社会が中心。
その時代に感じた不自由さに適さない人が、
都会に出て、
なんでも個人の自由に生きることができる、
選択の自由を得ました。
そして、最近になって
個人主義での自由は、孤独の自由だったことに
気づき始めた人が、
シェアリングや共同体・コミュニティを
求めるようになっているようです。


お金に余裕があって、生活が安定してこそ
得られる自由があると思う人は、
安定した仕事をし続けることを中心に
ライフスタイルを築くだろうし、
お金があっても、孤独感や
満たされないものがあれば、
それを満たしてくれるものを
求めるはず。


西表島出会った人たち


夫の友人で、島宿を営んでいる女性と
そのお友達。
カヌーのガイドさん。
夜のツアーのガイドさん。


みんな、本島からの移住者。


ガイドさんは、9割以上が移住者らしい。
みなさんが、ここで長く住む理由や
きっかけは、
この大自然と人の優しさだと言う。
個人主義・資本主義の中で生きることの限界を
明確に知ることができなかった人もいるけれど、
良かれと思ってやってきた仕事が、
ビジネス感が強くなり、
逃げてきたのが一つの理由だと言う人もいた。


ここにいる移住者たちは、
単独ではある意味生きれない。
お互い助け合い、協力しあい、
コミュニティの中で生きている。
ここには、彼らの自由があるのかなと思う。


コミュニティを求める人たちは、
東京でもよく出会う。
時代が大きく変化する中、
個人主義を求め続けては、
変化の激しい時代に対応できないことは
見えている。


じゃ、コミュニティにいる人たちは
変化の激しい時代に対応できるのかというと、
また新たな課題があるように思う。


自由はどんな形に変化するのか


自由のイメージが多様になってきた今、
それぞれの意思に任されているように思えるし、
個人主義を求める人たちと、
コミュニティを求める人たちとの
意識の格差をどう埋めるのか。


新たなコミュニティを求める人もいるけれど、
そこに強烈な抵抗がある人も多い。
パーソナルスペースに入って欲しくない人や、
関係性がある程度築けている人以外との
交流を求めない人もある。
どちらが正しいといいたいわけではない。


ただ、自由に対する共通の土台はなんなのか。
そこがお互い見えないと、
違いを融合することが難しいと思う。