衝撃

とても鈍い
とてつもなく鈍い
鈍さの中に
微かに感じる
震える魂

見慣れた風景
見慣れた人たち
見慣れた言葉
見慣れたカタチ

何を感じるのだろう
何を感じれるのだろう
虚像の塊に

奥深く沈められた中に
隙間をみつけた

衝撃が走る
ただまっすぐに一点に向かって
行きつく先には
中が外
外が中

虚像を創り出す
その裏に
ありったけの意志を
抱きしめて