問題を分析しようとすれば 解決が遠ざかる①

こんにちは!認識コンサルタントの目黒真由子です。

 

今回は、分析や解釈・解析しようとすることが、

実は問題解決から遠くなる?!って、

お話をしようと思います。

 

分析ってつまり何なの?

実際には、分析とか解析とか、微妙に意味合いが違います。

分析が、大まかに分けた上で一つ一つを噛み砕いていく作業なら、

解析は、細かく分けた上で、周りとどういう関係性で成り立っていくのかを

調べていく作業だそうです。

意外に、細かい違いって知らないものですね。

いかにざっくりとイメージを受け取っているのかがわかりますね。

それは私だけ?!

 

ここでは、意味合いはそんなに気にしなくてもいいのですが、

気にして欲しいのは「思考・考え」の領域だということです。

 

思考や考えがどこからきてるかわかりますか。

一人一人が、それぞれ違った思考方式を持っていることは、

イメージしやすいですよね。

では、あなた自身の思考方式は、どういった方式を

お持ちでしょうか。

どうでしょう。

結構、答えに困りますよね。

 

いつも使っている、あなたのその思考(考え方)!

 

それを、問題が起きた時にいつも使っているはずです。

当たり前ですけど。

時には、人に相談することもあるでしょう。

でも、そのアドバイスを受け取るのは、

いつも使っている、あなたの思考です。

 

さて、解決に導けるでしょうか。

 

もっと、細かく見方を変えると・・・

分析をしていること自体が、全体を小さな部分に分けてとらえ、

その小さな部分の中に、答えを見出そうとしていること

とも言えますよね。

 

もちろん、部分的な解決方法、対処療法というもので

答えが導かれるかもしれません。

 

だけど、部分的な解決に止まります。

 

思考を使う時は、

すでに問題が起きた後から始まります。

 

問題が、起こるには

問題が起こる理由があるはずです。

 

そこまでたちもどることができるかどうか。

 

問題は、起きたその時から

理由を含んでいる。

 

なんだか頭がこんがらがりそうですが、

問題が、起こるまでのプロセスがあるということですよね。

 

 分析することが、解決への抵抗?!

実は、分析することで、自分を守ろうとする無意識の抵抗もあるのです。

解決したいと思って、やっていることが

実は、自分を守ろうとしてしまって

解決から遠ざかっているなんて、思いもしませんよね。

 

人には、この人には言えても、これは言えないってことや、

または、家族しか知らないことや、誰にも言えないことが

あるかもしれません。

もしくは、そんなことも意識していないくらい

自分の奥深くに、隠れてしまっているかもしれないですね。

 

そんな自分を守るため、見ないようにするため・・・表現は様々ですが、

分析や思考の段階で、自分を守る。

言い方を変えると、エゴを守るために分析・思考を使っているとも

言えるのです。

 

男性は、女性ほど自分の内面を開示することは得意ではないと思いますが、

その中でも、論理武装という言葉があるくらいなので、

論理(考え)で、自分を守ってしまうことは多いのかもしれません。

大人になると、知識も増えるし、

余計に鎧の重ね着をしちゃいますよね、知らない間に。

 

この情報社会の中、目の前のことをこなすのに忙しいのに、

ひとつひとつのことに対応仕切れないこともあります。

そんな時には、分析・考えはうまく使えば、とても効率的とも言えますね。

基準にしたがって、取捨選択・優先順位をつけてこなしていく・・・

考えって、自分が認識しやすい範囲だと思いますが、

感情はいかがですか?

感情をフルに使ってる感覚ありますか。

冷静・沈着で、感情はあまり変動しない方ですか。

 

感情は、考えでもコントロールできるものです。

でも、溢れ出すとコントロールが効かなくなるイメージもありますね。

考えを使って分析すると、実はとても浅い部分しか

使っていないことになるのです。

浅い部分と言いましたが、自分が持つ能力の中でも

ごくごく表面的な部分しか使えていないとも言えるのです。

 

そこで、感情を使うということではないのですが、

感情は考えよりも深いところだということを

ここではお伝えしておきます。

 

さて、ここからは次回に続きます♪